私は足立区で道場を運営しています。最近、新しいクラスとして「護身術クラス」を開講することになりました。しかし、問題は集客です。
道場は駅から遠く、駐車場もありません。さらに護身術クラスは地域であまり認知されていないジャンル。どうやって人を集めるか、悩みました。
そこで、生成AIにマーケティングの相談をしてみることにしました。
AIに相談した内容
私がAIに聞いたのは大きく分けて3つです。
- ターゲット層の分析
誰に向けて告知すれば効果的か。格闘技経験者だけでなく、運動不足の人や健康に関心のある人もターゲットにするべきか。 - 宣伝方法
チラシやSNSなど、どの手段で集客するのが効率的か。 - 訴求ポイント
護身術の「自己防衛」だけでなく、「健康づくり」「運動不足解消」として伝えるべきか。
AIは地域性や道場の立地、想定ターゲットの特徴まで分析し、具体的なアドバイスを返してくれました。
AIの答えと私の判断
生成AIの提案は私の予想と少し違っていました。
- ターゲットはガテン系や運動不足の社会人層に絞る
- 徒歩10分圏内にチラシを配布する
- 護身術のイメージより「健康・ストレス発散」を前面に出す
私はこのアドバイスをもとに、道場の実情に合わせて微調整しました。AIの提案は参考、最終判断は自分が行う――このバランスが重要です。
生成AIの回答を元に実際にやってみたこと
私はまず、チラシの内容を「運動不足解消・ストレス発散」といった訴求に変更しました。内容が護身術なので、チラシには「護身術を通して健康になろう」のようなキャッチフレーズを入れました。
そして、近隣のスーパーや喫茶店にチラシを設置し、ターゲット層が目にする場所での告知を徹底しようとしていました。しかし全店舗に断られてしまったため、AIと相談の元、作戦を変えてフェイスブックの地域グループチャットで、作成したチラシ画像を貼って投稿しました。
これにより市区町村でピンポイントに宣伝することができます。
またインスタなどでの投稿は護身術そのものよりも「気軽に運動できる」という内容を中心に発信し、オンライン参加が可能であることも明記しました。その結果、問い合わせや体験申し込みが一か月で6人ほど入り、AIの分析が的確だったと実感しました。
学んだこと
AIを活用することで、自分では気が付かない客観的な視点を得られることがわかりました。
しかし、AIの提案をそのまま実行するのではなく、現場の状況や道場の特性に応じて自分で調整することが重要です。
また、ターゲット層や訴求ポイント、行動計画の整理にAIは非常に役立ちますが、最終的な判断と実行は人間が行うことで、より確実な成果につながることを学びました。
まとめ
生成AIを活用したことで、新しいクラスの方向性が明確になり、実際の集客にもつながりました。
なにか新しいことを始めるとき、経験値がないと何をどうすればよいかわからないと思います。ですがAIには、膨大な量の情報を持っているため、次に何をすべきかで迷っている時に頼もしいものとなります。
今後の挑戦でも、今回のように生成AIを活用しながら進めていきたいと思います。
私と同じような状況になっている方がいたら、ぜひAIを活用してみてください。まずは小さな課題からAIに相談してみるとよいでしょう。
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